薔薇
(物語ver.)
基礎情報
プロフィール
本名:夜津園(よつぞの)薔薇(ばら)
分類:人間
能力:バラを操る
誕生日:6月9日
好きな食べ物:アップルパイ、たらこスパゲッティ
嫌い・苦手な食べ物:揚げ物(胃もたれするから)
好きなもの:バラ(植物)、お茶会、絵画の鑑賞
嫌い・苦手なもの:バラの害虫
一言自己紹介
『薔薇の園の女王の薔薇です。私の理想郷で自宅の薔薇の庭園を一度見にきてほしいな。』
薔薇を詳しく!
自称薔薇の園の女王。
いつもは森の中にある豪邸で一人で暮らしており、街には薔薇の肥料を買うためだけに来る。豪邸はたった一人で暮らしているため、埃まみれにならないように一人で掃除をしている。スカーレットが来てからは二人で掃除をしている。
豪邸の庭にはさまざまな品種の薔薇が植わっており、薔薇はその薔薇一つ一つを丁寧に育てている。薔薇以外のことには興味がないのか、薔薇以外の植物は名前すら間違える(例:桜を藤と間違える)。また、料理は野菜を使わないものが多いため、野菜や果物の名前もほとんど覚えていない。酷い時には緑のやつと呼んでいる。ただ、りんごを使ったアップルパイが好きな食べ物なため、りんごだけは覚えている。
泳ぐことが壊滅的に下手であり、海で泳いだ数秒後にはひっくり返っていることが多い。そのためひっくり返らないように浮き輪なしでは海に入ることが出来ない。スカーレットやすみれからは水難事故に遭ったら間違いなく生き残れないと言われてしまっている。
実はスカーレットと出会う前は、豪邸全体に闇の力を持った魔導師によって呪いがかけられ、家族は全員早死にし、自分一人は空腹になることもなく一人ぼっちで生きて行かなければならないようにされてしまった。呪いの効果の一つに、家族の最後の一人が死んだ時は自分の名前も取り上げられるという効果もあった。呪いを解くには誰かが豪邸の敷地内に足を踏み入れる必要があったのだが、薔薇の豪邸は森の中。故に20歳になるまで誰も豪邸に足を踏み入れることはなかった。おまけに冒険者の間で呪われた薔薇の豪邸だの幽霊が棲む館だのと噂されていたため、尚の事足を踏み入れる者はいなかった。スカーレットは薔薇がいる豪邸の生存者確認と掃除のために(ボランティアで)来たため、薔薇と薔薇の豪邸にかかった呪いは20年越しに解かれることとなった。
すみれとは上記の呪い関係なのか元ぼっち同士で仲良しなのだが、すみれのセクハラには頭を抱えている。すみれと会うと必ず胸を揉まれている。最近は諦めて大人しく揉まれているが、スカーレットに制止されることもある。
関係者の証言
薔薇とは私が豪邸に行ったことで出会ったけど、小さい時に聞いていた呪われた薔薇の豪邸の正体が薔薇だとは思わなかったわ。そんで本当に呪いがかかっているとも思わなかったわね……。
まず、豪邸は禍々しい雰囲気を放っていたわね。んで、大声で誰かいませんかって大声で叫んだ訳よ。そしたら薔薇が豪邸の中から出てきたのよ。今の印象とは大分違ったわよ。朧げな表情をしてて、言葉もなかなか発しなかったから。それで名前を聞いた訳よ。呪いの影響で自分の名前がわからなくなっていたようだから、私は「あなたは薔薇がいっぱい咲いている豪邸にいるから薔薇って名前なのかしら?」って言ったの。そしたら薔薇の胸元にあった禍々しい色の薔薇が消えて、今みたいな薔薇になったって訳。
あの場所に私以外が行ったら薔薇はもしかするとずっと一人ぼっちだったのかしらね?
(スカーレット)
かれはからかいがいがあひてをかしき。ただやりすぐと怒りて口を利かねば加減は大事。胸を揉まるるはわざと嫌がる。
早く我も独りなれば、なぜかはわからねどらうたがられきて、ついろうじぬ。
けふもからかひに行くや。
(翻訳:あいつはからかいがいがあって面白い。ただやりすぎると怒って口を利いてくれないから加減は大事。胸を揉まれるのは特に嫌がる。
元々私もひとりぼっちだったから、なぜかはわからないが愛しく思えてきて、ついからかってしまう。
今日もからかいに行くか。)
(すみれ)
薔薇さんの豪邸のお庭にいっぱい薔薇が咲いていてキレイだったよ。それにこの薔薇の品種はなんですかって聞くと、詳しく教えてくれるの。
あと、薔薇さんは呪いの影響でずっとひとりぼっちだったって言ってたから、頭を撫でてあげたの。……そしたらなんでか泣いちゃって……。わ、私、何かひどいことしちゃったんでしょうか……?
(カーマイン)
薔薇さんは数年前まで呪いがかかってたと思わないレベルで明るい人なんだよ。それにとても穏やかそうな感じだし、行動力があるしで、活発な印象があるの。
でも、小さい頃に家族の最後の一人のお母さんが亡くなってからずっとひとりぼっちだったから、たまに子供のように甘えてくるときもあるんだ。その時はいっぱい甘やかしちゃうの。
(ポピー)