すみれ
(フラワーver.)
基礎情報
プロフィール
本名:小野(おのの)すみれ
分類:妖怪
能力:古い物を妖怪に変える
誕生日:2月27日
好きな食べ物:タケノコ
嫌い・苦手な食べ物:さつまいも
好きなもの:俳句・短歌、古典作品、賑やかな話
嫌い・苦手なもの:卑怯な人間
一言自己紹介
『我が名はすみれ。我は賑やかなる物語がいと恋し。きみは我を楽します?』
(翻訳:私の名はすみれ。私は賑やかな話が大好きだ。あなたは私を楽しませてくれる?)
すみれを詳しく!
森でひそかに暮らしている妖怪。
喋り方にかなりの癖があり、古語で話したり、五七五調で話したりする。最近は現代語も混じった喋り方になってきたが、まれに古語が入る。全部古語で話している時は翻訳する人がいないと意思疎通どころかコミュニケーションすらとれない。「なんて言った?」と返されることがよくある。ただ本人は通じなくてもさほど気にしていない。気にしてほしいが。
結構長生きな妖怪なため、物事をやや忘れやすくなっている。長生きした故なのか妙に達観した考えをしていることがある。初対面の人間と出会うと実力を知るまではずっと警戒している。ただ最初からマヌケとみなした相手には心を開いている。長生きしているので様々な人間や他の種族を見て来ている。1番信用できなかったのは人間だったようで、なおのこと人間に対して警戒心や侮蔑の心で見ている。妖術で人の心を読む術があるが、すみれはそれを使ってマヌケか信用ならない人間かを見極めている。
実は隠れ裸族であり、人がいない時はすっぽんぽんらしい。合法ならばずっと全裸でいたいらしい……。
すみれが棲家にしていた森の中に一つだけ屋敷があり、それが薔薇の屋敷である。薔薇の呪いが解けた後は週一くらいのペースで薔薇の屋敷に行っている。ただ、薔薇に対して頻繁に胸を揉むなどのセクハラをしている。本人に悪気はない。悪気はあってほしいが。本人曰く胸揉みは古い妖怪の挨拶とのことだが、他の妖怪からは「そんな挨拶はない」と否定されている。すみれは男の色情を煽ることで長生きした妖怪のようであり、そのことからセクハラは日常茶飯事で行っていたようだ。ただ、あまりにもセクハラが酷いので、スカーレットからは『セクハラクソ歌人』というあだ名までつけられてしまった。
過去に一度だけ冤罪で陰陽師によって封印されていた。元いた場所は今棲んでいる場所と大分離れた国で邪な考えを持っていた人間を色欲を煽ることで懲らしめていた。ただ邪な考えを持っている者は強力な陰陽師を呼びつけ、すみれを完全に悪と決めつけ葬ろうとしていた。ただ陰陽師の霊力よりすみれの妖力の方が上回っていたため、封印という形ですみれを葬った。すみれはしばらくの間紫色の勾玉に封印されてしまい、その紫色の勾玉はすみれが封印されているとも知らずに商人から商人へと様々な国を渡り歩いていた。その途中でうららの元に辿り着き、そこでうららがうっかり勾玉を割ったことで封印が解かれた。
関係者の証言
すみれが大変ご立派な妖怪だということはよ〜くわかってはいるんだ。でもその威厳を相殺するレベルで胸を揉んでくるんだよ!やめてって言っても次の日にゃ忘れてまた揉んでくるんだよ。もう諦めるしかないよね。
でもね、すみれって今いくつだっけって聞くと胸を揉むのをやめるんだ。ただね、強烈なビンタが飛んでくるからあんまりやらない。
……やっぱ諦めるしかないのか。
(薔薇)
薔薇の屋敷に行くと大体アイツが薔薇の胸を揉んでいるのよね。薔薇が迷惑してるからやめなさいって言っても全っっっっっ然言うことを聞いてくれないのよ。だから薔薇も半ば諦めて大人しく胸を揉まれているわ。
全く、威厳ある妖怪なんだから、セクハラせずに大人しくしてなさいよ!
(スカーレット)
薔薇とスカーレットとかいう2バカがすみれ様を貶しているようですが、すみれ様は大変威厳ある妖怪なのですわ!私が生まれるずっと前から生きていらっしゃいますのよ!それに妖術の腕は一級品で、私のような底辺妖怪には到底辿り着けないような扱いの上手さなのですわよ!それなのにあの2バカは『セクハラクソ歌人』などという威厳もへったくれもない酷いあだ名をつけていて......!今からあの2バカを成敗して来ますわ!
(ミント)
すみれは私より年上でね、この世界のことをよく知ってるんだ。私ね、実はすみれの封印を解いた功労者なの!聞いて、すみれは悪い人間に利用された陰陽師によって紫色の勾玉に封印されてたんだって。それですみれが封印されていることを知らない商人たちが元いた国からその勾玉を持ち出して、色んな場所を転々としてたんだって。それで、たまたま私の元に献上品として勾玉が持って来られたんだけど、私がうっかりその勾玉を割っちゃってね。そしたら勾玉からすみれがボワンって出てきたの!私びっくりしちゃったんだけど、すみれは妖怪の手で封印が解かれて良かったって言ってたわ。
(うらら)